“前 ベイが笑った”
こんばんは。突然ですがココでメジャーリーグニュースです。
ツツゴーゴーとこのところ業火のごとく3ホーマーと調子を上げてるヨシさんこと元ベイスターズ筒香選手。
浅田:「ヨシさんってレイズだっけ?」
西本:「違うよ!ドジャースに移籍したんだよ。でも調子上がんなくてマイナー落ちしたって聞いたけどなあ。」
浅田:「ってことはドジャースのマイナーから上がって活躍しだしたのか」
私:「違う違う!ドジャーの3Aからも外されて、今の球団は・・・パイレーツだっちゅーの!」
3人「・・・」
という死語となった流行語を持ち出して何が言いたいかと言いますと、今月のFIGAROの表紙。
「だから物語のある服を着よう。」
そう、物語はちと不安定であったりするのですが、確固たる物語のある服といえば “WALES BONNER”他ならんだっちゅーの!
と言いたいわけです。
それでは入荷してきた “WALES BONNER 21A/W COLLECTION”ダイジェストでご覧くださいませ。
まずは、WALES BONNERについて
Grace Wales Bonnerが手がける WALES BONNER。
2014年にセントラル・セント・マーチンズを卒業。
翌年2015年にはブリティッシュ・ファッション・アワードのメンズデザイナー賞を受賞。
2016年にはデザイナーショーレースの権威、LVMHプライズにてグランプリを獲得。
サーペンタイン・ギャラリーやビクトリア&アルバートミュージアムにて展覧を行うほか、ニューヨークのパーソンズにて講演を行っています。
WALES BONNERは社会論理、著作、文学そして史学といった広義なリサーチを包含し、ヨーロッパのハイブリット、アフリカ文化のアプローチを通し、独自のラグジュアリーの概念を探求しています。
WALES BONNERのコレクションに物語を感じるのは、グレースの辿ってきた人生とファッション、そしてテーマに基づきたくさんの資料を掘って探求し、織りなしていくコレクションは単に造形美や色や形の美しさと言った外見のものだけでなく、色濃く反映された内面のあるコレクションだからでしょうか。
WALES BONNER
Autumn Winter 2021
“BLACK SUNLIGHT”
2020AWコレクションから続くイギリスとカリブ海周辺のディアスポラによる繋がりを探求してきた三部作の最終章である”Black Sunlight”。本コレクションではディアポラス(=元の国家や民族の居住地を離れて暮らす民族の集団やコミュニティ)によって興ったカリブの人々の固有の思想とブラックブリティッシュの人々の主知主義というアカデミックな部分に光を当てた。
Wales Bonnerは本コレクションを創り上げる為に、大学内で興った黒人の学者たちの長い歴史を記した資料『Black Oxford』を起点に1980年のディアポラティックな急進派の思想に至るまで、幅広いリサーチを行う。
“Black Sunlight”とは、カリブ海周辺地域や西インド諸島、そして西アフリカの学者や詩人、アーティストたちの輝かしいコミュニティから引用しています。彼らの作品や執筆は、即興的なコミュニティと確立された学術機関の両方から、ポストコロニアルリズムに関する議論を進めていました。
言語としての英語は、特定の民族やコミュニティのものではない。
むしろ移民のためのコミュニケーションツールとしての言語であり、翻って言えば、
言語そのものを深く掘り下げる為に必要な言語と言えるかもしれない。
DO THINK FEEL
考えて、感じたい物語のあるコレクション。
内面も詰まったコレクション群に圧倒されてくださいませ。