“テンペ・ア・パイア”
こんばんは。ホペです。ファーストサマーウイカとヒコロヒーの見分けがつかず、ぽわぽわ春の訪れを感じるこの頃。
急に暖かくなり、春の訪れにソワソワしてくるのは私だけではないでしょうか。
ですがですが、ロスインゴの内藤なら、トランキーロ…焦ッんなよ!
陵南の仙道なら、まだ慌てる時間じゃない。
そう心に余裕を持たせて安心する言葉をかけてくれるはずです。なぜなら春はまだこれからだから!
とはいえ、完売しちまった本命服たちが復活するわけでもない。
となるとやっぱりノートランキーロ、焦った方がいいぜ。
入荷したてのKota Gushikenもすこぶる好評だし、Midorikawaも完売続出してるし、、、
Wales Bonner、DRIES VAN NOTENもパワーアイテムが旅立ちて、、、
そんな春の立ち上がり22SS、個人的にはKHOKI推し。
若きクリエイティブチーム数人で製作しているKHOKI。
代表デザイナーは存在せず、チームも明かさず匿名。
シーズン毎に一つのキーワードを洋服やアートに落とし込み発表しています。
ジャズっぽさを感じる。
若きクリエイティブチームが作り出すものは、
ミリタリー、ウエスタン、オリエンタル…ジャンルの垣根を超えて落とし込まれるコレクション。
一人のデザイナーが統括するブランドと違い、それぞれの個性が共存する洋服たちは内なるソウルを感じるものがありまして。
セッションしてるような。
ジャズの象徴とは、個々が独立していて、全体を作り出すこと。
セッションすることで、個々のグルーヴを高め合い、ルールの中でせめぎ合い確立している感じ。
荒削りな面もあるのですが、その分素直にパワーも感じて。
アイテム一つに一つにその顔を見て取れるところに惹かれております。
“テンペ・ア・パイア “時と藁があればイチジクは実る。
建築家アイリーン・グレイの邸宅につけられた名前をちょっと思い出しただけ。
PPCMみたいな。ちょっと思い出しただけ。
アトリエに集って若手クリエイターが感性をセッションさせてコレクションを完成させてることをちょっと想像しただけ。
匿名ゆえイメージする面白さもKHOKIの魅力では、と個人的に。
では中でもレコメンドなジャンプスーツをご紹介させて頂きます。
KHOKI
Washed Cotton Jumpsuit
85,800 yen (tax in)
Col: Navy
Cotton 100%
ワークなイメージのあるジャンプスーツをテーラードと掛け合わせたような。
素材はコットン100%。あえて着古したような膨らみとドライタッチな風合いが特徴的。
テーラードベースのジャンプスーツ。
こだわった素材ももちろん、シルエットもとてもいいジャンプスーツに仕上がっております。
下がりのあるジャケットラペルのバランス感もテーラーメイドガチガチ感でなくっていい塩梅。
オーセンティックにテーラージャケットの基本、アームは前振り仕様。
バックスタイルもヨークなし、フラップポケットと玉縁ポケット。
着用
すっきりとして野暮ったさを払拭したジャンプスーツ。
美シルエットなジャンプスーツに仕上がっています。
厚みのある飴色ボタンがvintage感を。
ジャンプスーツは股上が深いのが通例。
できる限り股上を削ることで綺麗なシルエットを作り出しています。
アームもリラックス感あるサイジングでインナーを選ぶ幅も広い。
パンツもワタリがあって程よくボリューム感を持たせています。
すっきりとしたバックスタイル。
テーラードとジャンプスーツの見事な融合。
テーラーメイドでテクニカルなんですが、あざとすぎないバランスが良くって。
絶妙なヌケ感がそう感じさせます。
KNIT: WALES BONNER
BAG: KHOKI
SHOES: Hender Scheme
テーラードにスタンドニット。
ニットにバッグ、ターコイズブルーがいい塩梅で挿しています。
KNIT: MATSUFUJI
ラペルのインにスタンドジップがキブン。
SHIRT: Marvine Pontiak shirt makers
腰でくくってアレンジ。
暑くなってきたらこういうラフな着方で変化を付けたいですね。
VEST: Camiel Fortgens
よりワークライク色を強めるオンザベスト。
Camielのベストはインアウト使えるユーティリティー性あってかなりの優れもの。
着崩してスタイリングを楽しめます。
ジャンプスーツの概念、変えてくれる、かも。
テーラーメイドがキーワード。
シルエットはいいし、作りも綺麗でとても気ごたえあるjump suits。
そうそう、週末にMATSUFUJIに別注したjump suitsも来るみたい。
jumpsuit大戦争。
是非着比べてみてください。
ご来店をお待ちして居ります。